2017年6月30日

お盆の時期です。先祖供養をさせていただきましょう。

 お盆は正式名称を「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、先祖の精霊を迎え、追善の供養をする期間のことを指します。盂蘭盆会はインドのサンスクリット語で逆さ吊りを意味する「ウラバンナ」を漢字で表記した言葉であり、転じて「逆さまに吊るされるような苦しみにあっている人を救うための法要」を意味するようになりました。一方、もともと日本には、仏教が伝来する前から、祖先の霊を迎える「御霊祭り」という儀式があり、推古天皇の時代からは、朝廷に僧侶や尼僧を招いて食事をしたり仏事を行ったりする「斎会(さいえ)」という行事が行われていました。
 こうした祖先崇拝の心と盂蘭盆会が合わさって次第に形を変え、現在のお盆になったと考えられています。お盆は宮中儀式であり、貴族など上流階級に人々だけが行うものでした。それが一般的にまで広まったのは江戸時代のことです。これは、仏壇や盆提灯に使用されるろうそくなどが普及したことにより、庶民でもこれらをそろえて先祖供養が行えるようになったためです。
 現在では、お盆は8月13日~16日までの4日間を指し、13日に」に迎え火を焚いて先祖の霊を迎え(迎え盆)、16日に送り火を焚いてお帰りいただく(送り盆)というのが一般的です。関東の一部では7月15日を中心に行われることがあります。